2004年8月から2007年9月にかけてムルマンスクで観測されたオーロラの平均観測回数を、平均晴天率(2001年〜2006年)と併せて見てみましょう。
下のグラフは、過去3年間におけるオーロラ観測回数の平均値(トゥロシェンコフ氏のデータによる)と、過去6年間における平均晴天率(Gis
Meteoの資料より http://gismeteo.ru/)との関係を表したものです。
晴天の定義ですが、GisMeteoの「25%,50%,75%,100%晴れマーク」のデータを収集しグラフ化、これを晴天であるとしました。実際のムルマンスクの天気ですが、秋は山の天気と同じで晴れたと思えば雨雪になったり、変化が激しいです。そこの辺GisMeteoも天気決めに難儀しているようで、晴れマークと雨マークを一緒につけているデータがありました。一方冬は2月あたりが好天によく恵まれるようです。
グラフからわかるように、9〜11月にかけて平均観測回数が多くなっていて、「5日に1回」のペースで観測されています。また、2月あたりは「6〜7日に1回」のペースで観測されています。天候の安定性からみて2月が比較的良く、ついで秋の順です。残念ながら近年は年末年始の観測には恵まれませんでした。
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全体としても回数として多いとは云えません。これは、近年太陽活動が極小期を迎えているためです。太陽は11年周期で盛衰を繰り返しています。太陽も人と同じく、絶好調のときもあれば絶不調のときもあるわけです。次の極小期は2008年。これを我慢して過ごせば次年からはまた増加していきます。
※ここでグラフを見る際に注意しておきたいのは、観測結果が必ずしも出現結果をあらわしているとは限らないことです。つまり、晴れ間の少ない「25%晴れマーク」が多い月に、オーロラ観測数が1,2回しか観測されなかったとしましょう。でも、晴れ間を塞いでいる75%の雲上でオーロラがひらひら舞っているかもしれない、ということです。しかし残念ながらこれは地上では観測することができませんから、回数としてカウントできないのです。また観測者は極力空を眺めていますが、学会のため移動したり他都合もあり(極めて稀ですが)、カウントできなかった日もあります。
4や12月の結果が好晴天に恵まれているのにも拘らず回数として少なめなのは、このような理由から来ています。
また、4月や8月は昼の長さがグンと長くなっているため、チャンスとしてもグンと低くなっている、ということも記憶に留めて戴きたいと思います。 |